家族会議をしましょう 第1回「非常持出袋の中身を決めましょう」

家族会議をしましょう

1人に一つ必要です。家族一人ひとりが自分に必要なものを自分で用意して、マイバッグを作りましょう。避難した先には何もないことを想定して、そこで使うものが入っていること。大人で10~15㎏位を目安に用意しましょう。子どもには、年齢や体格にあったものを。幼児でもお菓子、おもちゃ、おむつなどを。 それぞれに必要なものを厳選して家族で話し合って用意しましょう。津波の危険がある地域では、すぐに持ち出せること、逃げられることが重要です。

家族会議をしましょう… 一人ひとりの「非常持出袋の中身を決めましょう」

用意するもの

行い方

>>> 非常持出袋の中身を決めましょう。

  1. 参考資料を見ながら付箋紙に書き出す。(参考時間3分)
  2. 考えた中身を発表する。(2分/1人)
  3. 個人に必要なもの(○)、家族で共用できるもの()を付ける。
  4. 個人に必要なもの、家族で共用できるもの、それぞれを検討して中身を決めましょう。

    付箋紙を入れ替えたり、ふやしたりしながら、決めていきましょう。

  5. 決まったものをワークシートに書き入れる。

※ここでは25個ですが、それぞれ必要と思うものがあれば、重さを考えながら自由に増やしてください。点数が多いのは問題ありません。

>>> 家族で必要なものを考えよう!

 1~5について、確認していきましょう。(各項目5分ずつ)

>>> いつまでに用意するか決めよう!

 日付をワークシートに記入します。

出来上がり

「非常持出袋の中身を決めましょう」 記入できたものを自分のバッグやリュックサックに一緒に入れて出来上がりです。

「安心・必要・大切」を中心に!

自分に必要なものは何でしょうか? いつも持っていて安心する+生活に必要+大切にしている。 それぞれ人によって違います!

安心 : ポーチやバッグの中身など

 例:ハンカチ、ティッシュペーパー、お財布などいつも持って出かけるもの+スマホの充電器など

必要 : 食料や生活に必要なもの

 例:水・食料、洗面用具、スリッパ。。。

 非常食のおすすめは、レトルトのおかゆやお雑炊です。おいしいものを用意してください。

 乳幼児のサイズが変わるものなどは、一つ大きめを用意します。

大切 :

 例:銀行や金融関係、保険関係の書類のコピー、それぞれのお気に入りのもの

そして・・・新型コロナ感染症対策として、マスク、消毒液、体温計は必須です。

また、衣替えの前に非常持出袋の中身をチェックして季節のモノを入れ替えましょう。

 

非常持出袋をしまい込むのではなく、身近な場所に置くことで災害時にすぐに持ち出せることにつながります。 袋やリュックサックに入れるほかに、ポケットがたくさんついたベストに入れて身に着けるということも考えられます。それぞれに合ったものの準備をしてください。 住んでいる場所にもよりますので、ハザードマップを見て避難時の話まで広げられるといいですね。

執筆:防災・減災を考える自主グループ「エンジェルランプ」代表 椿 佳代

掲載日:2020年5月27日

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